気管支炎の治療と症状について

気管支炎は、原因不明のせきとたんの症状が長く続く状態に対する病名です。痰・咳が2年以上連続し、毎年3ヶ月以上継続するものを指します。慢性閉塞性肺疾患(COPD)に含まれます。

本文は慢性気管支炎の治療と気管支炎の症状についての情報をご紹介します。

気管支炎の治療は、患者が、ほぼ通常通り日常生活を送れる状態(慢性安定期)であるか、日常生活に支障をきたすほど病状が悪化した状態(急性憎悪時)であるかどうかで変わってきます。

日常生活を送るのにはそれほど支障がない、比較的安定した状態である場合は、咳や痰の減少、呼吸困難の改善、低酸素血症の改善、症状悪化の防止を目標とする気管支炎の治療を行います。

咳や痰の減少、呼吸困難の改善には、気道を拡げるβ2刺激薬、抗コリン薬、キサンチン製剤といった薬剤が有用です。咳が強いからと安易に咳止めの薬を使うと、かえって気道に痰などの分泌物が溜まりやすくなってしまうため、避ける必要があります。

気管支炎の症状は主に長期にわたる痰の喀出という症状です。労作時の呼吸困難(息切れ)は重症例を除き著明ではありません。聴診により、吸気時にブツブツという不連続音が聞かれます。病気が進展するとチアノーゼ(低O2血症のため、爪床やくちびるが紫色となる)、頻脈、肺高血圧症による肺性2音の亢進、右心不全の併発で頚静脈怒張、下腿浮腫などが現れます。

他にも呼吸困難が起きたり、運動中に息が切れやすくなったりするほか、頚動脈が腫れる、指先が膨れるばち指など気管支炎の症状が表れることもあります。